初めまして!
このサイトを立ち上げました、コブタと申します。
私はこれまでの人生で、色んな国や地域に住み、旅し、
色んなものや、状況を見てきました。
それがとても素晴らしく、美しく、また悲しかったので、他の人々ともシェアしたいと思ったので、ホームページを立ち上げました。
そして、私がこのサイトを立ち上げたもう一つの理由が、昔お隣に住んでいたオジさんにあります。
もう20年以上前の事になります。
そのおじさんのお家は、
オジさん、
奥さん、
娘さん(当時、小学校高学年くらいだったでしょうか)、
赤ちゃん、
の4人暮らしの家族でした。
おじさんの働く工場は、ちょっと離れているにも関わらず、彼はいつも歩いて行っていました。
少し山を登るような格好になるのか、自転車で通うには不向きな場所らしかったのです。
後に私は、おじさんの奥さんから、「おじさんは色盲である」という事を聞きます。
(現在では、色盲という呼び方は好まれていませんが、ここでは聞いたままを載せさせていただきます)
「だから、運転免許が取れないのだ」と聞いたような気がします。
(現在では、よほどの度合いでない限り、取れるそうです。)
当時、子どもの私には、『色盲』が何なのか、わかりませんでした。
ある日、そのお隣の奥さんと、お嬢ちゃんが、うちの母と玄関先でお喋りをしていました。
私は当時、玄関先で、カゴに入れたハムスターを飼っていました。
中に、
白い体に紅い目のものと、
黄色の体に紅い目のものが居たのですが、
カゴの中で、モショモショとエサを食べていました。
すると、そのお隣のお嬢ちゃんが
「まぁ~! キレイな緑色の目!」と、声を上げたのです。
私と母は、「ん??」でしたが、
お隣の奥さんだけは、凍りついたような顔をしていました。
「何言ってんの! 赤でしょうが!」
と、娘を怒鳴るも・・・
お嬢ちゃんは目をきらきらさせて、ハムスターを眺めるのに夢中でした。
後で考えれば、おじさんの目は、娘さんに遺伝していたのかもしれません。
子ども心に、「赤いものが、まるで種類の違う、緑という色に見える人が居る」という事は衝撃でした。
月日は流れて・・・
私は旅をし、大自然を見る度、「なんと美しいのだろうか」
「この世はなんと大きい事だろうか」と思うようになりました。
そして、1人でも多くの人と、いろんな世界を見たり、知ったり、シェアしたいと思うようになりました。
少しでも多くの人に、一緒に、
今よりもっと色んな世界をエンジョイして貰えるようになると、私も嬉しいです。